COPの射出成形
COPの加工事例
COPの扱い
COP(シンクロオレフィンポリマー)及びCOC
プラスチックの中でも最小の吸水性(0.01%未満)であり、 高湿度下でも寸法安定性に優れているCOP。
成形品の反り、変形がほとんどないため、精密成形にも適しています。 全光線透過率92%でアクリル(PMMA)にも匹敵する優れた透明性を有します。弊社ではCOPを使った医療機器部品やバイオ関連部品への引き合いが近年増えて参りました。現在では尿検査の部品を始め、マイクロ流路の試作に成功しております。
また、2010年頃から3次元細胞培養プレート、いわゆるマイクロプレートの成形技術、その金型製造の開発に着手し、2020年から本格的に量産に取りかかっております。今後この分野での成長に期待が持てます。
ダイプラはCOPとCOCでのマイクロプレートの生産に日本で唯一最初に成功した射出成形メーカーです。
難しいテーマでも是非当社にご相談いただければと存じます
下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。
COPの成形加工が得意な理由
竪型にも横型にもなる竪横両様のドイツ製射出成形機
型締部と射出ユニットがキーひとつで、竪型にも横型にもなる竪横両様のモデルです。アーブルグではユニバーサルモデル(Uモデル)と名付けられています。弊社のように竪型でしかインサートできないものや、横型にしてより複雑なインサート成形をする場合にとても効果的な仕様です。
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ほぼ毎年新しいモデルに更新
現在保有している成形機は11台で、ほぼ毎年新しいモデルに更新しています。2023年より、3年間は毎年2台ずつ更新する予定です。最新の成形機でお客様にいつも良好な製品を量産できる体制を整えて参ります。
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COPの主な用途
医療機器・バイオ関連
日本を代表する医療機器メーカー様の数社と取引があり、他社成形メーカー様では生産が難しいとされるCOP材の精密部品や、インサート成形部品の製造をお任せいただいております。
半導体関連
半導体製造装置に使用される部品は、現在数社の装置メーカー様に納入しており、長年の実績があります。
光学レンズ・光学部品
光学レンズや光学部品にもCOPは使われています。COPの射出成形は当社へお任せ下さい。
電機・電子部品
電機・電子部品にもCOPは使われています。COPの射出成形は当社へお任せ下さい。
ご依頼の流れ
STEP
01
お問い合わせ
まずは、お問い合わせフォームからご連絡ください。
STEP
02
打ち合わせ/見積
お打ち合わせをさせて頂き御見積を提出。3Dプリンタで形状のご確認を頂くことも可能です。
STEP
03
試作
試作テストを実施いたします。
STEP
04
量産
試作テストで問題ないことを確認できましたら量産して参ります。
COPに関するよくあるご質問
Q
対応しているCOP、COCの材料グレードは何がありますか?
A
今まで実績のあるグレードは下記になります。その他のグレードも対応可能です。
【COP】
・日本ゼオン社 ZEONEX 690R, 480R
ZEONOR 1020R, 1060R, 1420R
【COC】
・ポリプラスチックス社
TOPAS 5013L-10, 5014CL, 6013S-04, 6013M-07
・三井化学社
APEL APL6011T, APL6015T
Q
COPの特長は何ですか?
A
COPの特徴として、下記のようなことが挙げられます。
低比重・低吸水性・高透明性・高耐熱性・低誘電率・低誘電正接・低不純物・精密な光学特性。
Q
COPを扱う際に、気を付けていることは何ですか?
A
成形後、時間が経つとひび割れていることがあるので、後加工をして防いでいます。
Q
量産は何個から対応していますか?
A
1個からでも対応は可能です。
小ロット体制が基本ですので、納期も可能な限り柔軟に対応いたします。
Q
問題なく量産できるように設計のお手伝いもしてくれますか?
A
お客様のイメージがそのまま良好な成形品(の形)になるよう、設計のお手伝いをいたします。
難しいテーマでも是非当社にご相談いただければと存じます
下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。